プロローグ
世界が変わる音が聞こえてくる。
ズズズッと小さな音なのか。
ゴゴゴッと大きな音なのか。
分からないけど、新型コロナウィルスの猛威により、身の回りは変わった。
アフターコロナから、今はウィズコロナと言われるようになった。
自分の身の回り、自分の仕事、地域経済、日本、そして世界が、
ウィズコロナの時代にどう変わるのかを、毎夜毎夜、妄想している。
外部環境が大きく変わるのならば、それに早く順応して、
新たにどんなニーズや行動変化が現れるのかを妄想して、
自らの強みを棚卸しして、次の戦略を模索する。
そんな事を考えて、変わる世界を妄想してみる。
下記の動画・ブログも踏まえ整理してみたい。
雑感#13ウィズコロナの世界
前提として「どれくらいの期間?どの程度の成約?」があるのですが、
そこは今回の主じゃないので、だいぶ長期に渡り、今の形の場合で設定。
(外出が制限されて、在宅での仕事や、外食ができない状態)
【変わった世界】身の回りの生活の事
●自炊の為の簡単調理器具、レシピ、調理動画が好評!
外食ができないので、最近ずっと自炊している。
もともと料理好きな僕も、より時間があるので、凝った料理や、
時間がかかる煮込み系の料理に、今まで以上にこだわってる。
ずっと続くと、より今までやったこと無い料理に挑戦したりと、
自炊のための調理器具やレシピ、調理動画が更に加速しそうだ。
●出張料理人が好評!飲食店のカウンターが満席。
自社でも飲食店を運営しているが、今後のお店の形態が変わりそうだ。
基本的には同一グループの隣り合わせはOKだけど、別グループとは1席あける。
カウンターを指定して予約を取るようになったり、団体が減りそうだ。
更に、店内の空調システムや、個室化、抗菌タイル化が盛んになりそうだ。
また、自宅に料理人を呼んだり、ワンルーム飲食店などが盛んになりそうだ。
●WEBライブ、WEB飲み会、WEB落語などが活発!
既に無観客ライブが盛んだが、もっと加速していきそうだ。
費用が安くなるので、大人数でやる必要は無くなっていくため、
10人限定で、あなたのリクエストに答えます。1名2万円!!
みたいなライブや、有名人との飲み会、落語などが盛んになりそうだ。
以前、流行ったブートキャンプのような、一緒に踊る!
みたいな健康系のライブも更に増えていきそうだ。
また、自宅の通信環境を整える為に5Gが一気に進み、
自宅のオーディオやディスプレイにコダワリが強くなる。
●ドアノブが無くなり、顔認証が更に普及。
ドアノブに触る事に抵抗を感じ始めた人も多いはず。
ドアノブを触らなくていい道具も生まれているようだが、
更に顔認証で無接触でのゲートが生まれていきそうだ。
買い物して両手が塞がっていても、問題なくなる。
●ランニング、登山、キャンプ用品が更に活発。
既に余暇時間が増えて、自然との時間を過ごす人は増えている。
大人数での集まりが、やりにくくなった事もあり、更に活発化する。
自宅勤務も多く、体調管理が重要になってくるため、夜のランニングや、
サプリメントの普及がより加速していきそうだ。
また、オンラインゲームも当たり前になり、
レディープレーヤー1の世界がもうすぐやってきそうだ。
●至る所でキャッシュレス。
既に僕は完全キャッシュレス生活だけれど。
まだまだお店に行くと、前で現金を触っている人がいる。
これをキッカケに、更に加速が予想させる。
●ほぼ無人スーパー、完全無人コンビ二が当たり前。
既に起こっていたが、外国人の労働者も少なくなり、
小売店等のサービス業の人材不足がより深刻化。
営業するには無人でなければ、営業ができなくなった。
【変わった世界】仕事の事
●インプットベースからアウトプット評価に。
常々言われてきた事だけれど、「何時間仕事をした」は意味をなさなくなる。
テレワークの推進が進むと、やった結果で評価した方が早く、正確で楽だ。
今日は何をしましたアウトプットの評価にまずは変わり。
「こんな仕事をやって、幾ら利益を上げて、こんな価値を生みました」
そんなアウトカム的な評価に変わってくる。
単純な作業は、その道の専門家に依頼するみたいな世界も出てくる。
またジョブ型の仕事なのか、メンバーシップ型の仕事なのか悩みがでてくる。
KPIでみるべきなのか、KGIだけ設定するべきなのか、そんな議論もありそうだ。
●ITスキルの高さが、報酬の高さにも関連性が高くなる。
前記と同様に、IT等もフル活用して効率的に仕事する事が肝になる。
国も、society5.0と数年前から、かなり大々的に進めてきた事だ。
人口減少が進む日本の中で、量が増えないので質でGDP維持しようと、
企業のIT化をより進めて、生産性を高めていこうという動きはずっとあった。
コロナを期に、クラウド等の色んな導入が強引に進んだ。
ITスキルが弱くて、抵抗していた人も、強引にやる必要がでた。
そして、使ってみたら、仕事が楽に早く進む事に気づき出した。
●文章講座や英語教室に通う人が増大。
テレワークを進めると、テキストコミュニケーションが重要になる。
文章で人に伝えるのが下手な人は、文章講座に通い出す。
書店では、「簡単100文字で意思を伝える文章力」がベストセラー。
物理的な距離により、グローバル化が進まなかったこれまでと違い、
海外ともzoomで日本人と同様にコミュニケーションが取れるようになる。
英語力が必要になり、zoomでの英語教室に通う人が増加。
モノの物理的な移動は検閲なので、再開出来ると思うが、
情報の移動はよりグローバルになりそうだ。
人は、移動すらしなくなる。
●印鑑文化の消滅
そもそも、請求書に印鑑は必要ないらしい。
IT担当大臣の発言が少し炎上し、GMOさんが印鑑廃止を表明した。
原本を送ってもらったり、保管する必要も無くなり、クラウド化。
収入印紙もなくなり、契約書もなくなる。
いよいよ印鑑は、「チェキ」みたいな遊びの文化に変わる。
●営業の付加価値
新規営業が難しくなってくる。
これまでは、経験豊富な人が電話一本でとってきたみたいなのが加速。
ネットワークを持っている人が強く、持ってない人が弱くなる。
持っていない人は、色んなコミュニティに属するようになるのだ。
また1回辺りの接点濃度が大事になり、短時間でいかに仕事をするのかなど、
より人の感覚を先読みする人が強くなる。
●研修の仕方が変わる
今までは人を集めて研修を行ったけど。対面研修が無くなる。
勉強動画がより多くなり、ペップトーク的な気持ちを上げるWEB研修が盛んに。
一方通行の研修は人気がなく、対話形式の研修がより盛んになる。
【変わった世界】地域や日本全体
●開疎化がより加速し、地方移住が活溌。
前回の【落合陽一】Withコロナ時代の日本再生ロードマップで、取り上げられた。
「開疎化(東京の密集密接から離れて、地方に移住が活発になる)」が加速。
魅力的な選ばれる地方都市の人口は、少しずつ増え、東京が減っていく。
(既に東京圏の多くの人は、地方移住に興味があるという調べも)
実際には、一気には起こらないと思っており、遠い先かなと感じている。
また、条件不利地域までにはすぐに移住者は増えるイメージは無く。
あくまで便利な地方都市を拠点に、周辺に住んだり遊びに出かけるスタイルだ。
関係人口の交付金で、地方に移住したら100万円制度も昨年からスタート。
いよいよ、地方への人口移動が加速していきそうだ。
更に、在宅の時間が増えるので、賃料が安い地方で広い家に住みたくなり、
子供も広々とした家での時間を設けたくなり、より地方移住が加速化!
●学習格差。
私立はリモートで授業が始まっているようだ。
公立は自宅待機で宿題。
柔軟に変化できる学び舎は学びを継続できるが、
出来ない組織体は、手法や仕組みができあがるのに時間がかかり、選ばれなくなる。
より、私立や私塾が活発になりそうだ。
シンニホンにあったように、妄想力が重要になりそうだ。
●紙媒体とは。
紙を媒体にする仕事がテレワークの出来ないポイントになってくる。
テレワークをやってみても、契約書・長い書類は紙が視認しやすい。
紙を媒体せずにやってみたら、以外に出来たって事も増えてくる。
これまでの紙を媒体した広告・書類作成などの仕事はなくなっていく。
通販が活発化し。注文した商品に紙のパンフが同封される世界もくる。
質感を重視した写真集・手書き・賞状の紙は残るが、複製印刷物は減少していく。
●JVの資金流動が悪くなり、M&Aが活性化
実際にVCの資金流動が悪くなっているそうだ。
また、人の移動に関わるベンチャーのM&Aが盛んなようだ。
僕も少なからず関わっている観光産業は大打撃で、先がみえない。
観光産業や、人材系の買収が盛んになり、資産も割安に買われることが増えそうだ。