はじめにタイトルで農家と言ってしまいましたが、
農家の現状や最新の技術もまだまだあまりしりません。
ただ、このままではダメだよね?っていうのはだいぶ肌で感じています。
みなさんTTPの反対を打ち出してるのは、JAばかりなことに疑問を感じる事はないですか?
TTPって知的財産権に至るまで、ほぼ全ての物の関税をなくし貿易の自由化を量るって事ですよね。
農業も他の業界も状況は一緒じゃない?
って疑問に僕はぶちあたるのですが。。。
結局、農業は競争力が全然ないって事をみんなが認めてるって事ですよね。
反対運動してる農家をみると
『僕らは力がないんだ。助けてくれ~』と言ってるように僕は見えちゃいます(言い過ぎかな?)
次になぜ他の業界に比べ競争力がないのだろう・・・という疑問にまたぶちあたるのですが、
実際、僕の家ではジャガイモを育てていますが、
収穫したジャガイモは全てJAに出荷しております。
農業を始める前に、JAへジャガイモを卸すときの値段を父に聞いたのですが、
皆さんびっくりしますよ。
安すぎて。。。。。。いや、本当に。桁が違うでしょ?それ?ってなります。
最近、『契約農家』や『産地直送』なんて言葉が一般的に使われるようになっておりますが、
都会が近くない農家の現状はほとんどがJAに卸すのが一般的になっております。
そして、選別や運送費などとして、手数料やらなんやらをJAから沢山取られます。
手元に残るのはわずかな収入。。。
では、来年の種や肥料をどうやって仕入れるか?
その種などもJAから購入するのですが、結局その段階ではお金がないのでツケで買います。
ツケを許す代わりに、収穫した物は全てJAに卸して下さいとなっているようです。
また、今まで農機具などを購入する時もJAから借金をしており、
それなのにJA以外のところに卸すなんて・・・何を言われるか分からないから出来ない。。。
となる訳です。
次に、日本の農家は技術的に進んでいるかどうかですが。
僕の知ってる農業法人として契約栽培を中心に行っている所は
機械やハウスなどは安くて頑丈な海外製の物を使っています。
海外製の物の方がしっかりと調べると値段が安いにも関わらず、
ハウスを購入するときも、日本のこのメーカーのハウスであれば補助金を出します!
という制度がありお金のない農家はそちらに流れます。
また、中国の冷凍餃子から基準値以上の残留農薬が見つかった。
なんて話がありますがあんなのはほんの一部。
農作物には世界基準の規格や認証が沢山あるのですが、
それを取得している農家は日本には少なく。
中国やEUなどの方が無農薬や減農薬についても圧倒的に進んでいるそうです。
結局のところ国の機関が農家を助成金などで”箱入り農家“にし、借金ずけにし、
麻薬中毒にしてしまい、競争力のない農家を沢山作ってしまったのではないでしょうか。
僕は、既に一部の声として上がっておりますが、
中規模の畑を統合したり集落営農組織を本格化したりして、生産性を高めようという話。
こちらに大賛成。
農業を完全に廃止してしまうと、経済制裁(経済制裁に対する経済制裁?)
なんかに使われるとちょっと怖いですよね。
ので、
1.中規模の田畑を区画整備したり水耕栽培を本格化し農業法人を増やし生産性を高める
2.小規模の田畑では高付加価値な野菜や、珍しい農作物を収穫したり、加工品に注力する。
(僕の地域はこちら。小さい畑ばかりです)
てな感じです。
今まで”箱入り農家”だったからこそ、
今後、輸送技術がもっと進化し、世界から取り残されるのを待つのではなく、
今のうちに自らアントニオ猪木のビンタを貰いにホッペタを差し出してみませんか?
反対活動をしてるおじさま方、
自分の残り少ない人生よりも、孫の長い人生を考えてあげませんか?
トラックターに乗りながら考えていた午後の日よりでした~。
それでは。